トリガーポイントという言葉を聞いたことはありますか。トリガーポイントとは
簡単に言えば筋肉が固くなって癒着した部位のことです。たまに、しこりのように固くなってしまうこともあります。正確には【過敏化した侵害受容器】といい、正しい組織を損傷するか、損傷する恐れのある刺激に反応する受容器が、過敏になった状態のことです。これらの筋肉の異常は放っておくと肩こりや腰痛を悪化させることになります。
トリガーポイントとは症状のあるところとは別の個所に異常が見られることも多くあります。例えば、腰にトリガーポイントがあるとしましょう。しかし腰以外に、肩が上がりにくいなどの症状を伴うことがあるのです。
トリガーポイントができる要因は体全体の血の流れが悪いことです。
ずっと1日ほぼ動かない状態で過ごしていると血の流れが悪くなります。
また動きすぎで酷使することも良くないです。
解決策は適度な運動をすることにあるといえるでしょう。
おすすめはストレッチや有酸素運動です。
また、こまめに水分を補給すること、甘いものを控えることなどもトリガーポイントを防ぐ方法の1つです。
【運動方法】
ストレッチ
ヨガやピラティスなどのストレッチングエクササイズは、体の柔軟性を高め、トリガーポイントを和らげるのに役立ちます。特にヒップ、肩、首の周りのストレッチが効果的です。
深呼吸しながら自分のペースで行いましょう。
マッサージボールや筋膜リリースローラーの使用
マッサージボールや筋膜リリースローラーを使って、トリガーポイントに圧力をかけることで緩和することができます。特に広範囲の筋肉を対象にしたマッサージが効果的です。
痛いと思うところはゆっくりと転がしましょう。
筋力トレーニング
強化された筋肉はトリガーポイントを和らげるのに役立ちます。ただし、正しいフォームと適切な重量を使うことが重要です。特に、コアや姿勢を支える筋肉を鍛えることが効果的です。
ストレングス&コンディショニング
ボディのバランスを整えるために、全身の筋肉をバランスよく鍛える運動が有効です。特に姿勢を改善するためのエクササイズはトリガーポイントに良い影響を与えます。
【栄養】
トリガーポイントと栄養の関係は、密接に関係しています。
栄養が不足している場合や不摂生な食事を摂取している場合、トリガーポイントの発生や症状の悪化に関連する可能性があります。以下に、トリガーポイントと栄養の関係についていくつかのポイントを示します。
水分摂取:
水分は筋肉の健康に重要です。十分な水分をこまめに摂取することで、筋肉の血流が改善され、トリガーポイントの発生や症状の軽減に役立ちます。積極的に水分補給をしましょう。
たんぱく質:
筋肉の修復や成長にはたんぱく質が必要不可欠です。不足すると筋肉がもろくなり、トリガーポイントが発生しやすくなる可能性があります。
ミネラル:
特定のミネラル、特にマグネシウムやカルシウムなどは筋肉の収縮に関与しています。これらのミネラルが不足していると、筋肉の緊張やトリガーポイントの発生が促進される可能性があります。
ビタミン:
ビタミンDは筋肉の機能や健康に重要です。不足すると筋肉が弱くなり、トリガーポイントの発生が促進される可能性があります。
抗酸化物質:
抗酸化物質は炎症を抑制し、筋肉の健康を保つのに役立ちます。食事から多くの抗酸化物質を摂取することで、トリガーポイントの発生や症状の軽減に貢献します。
トリガーポイントの管理には、適切な栄養バランスを保つことが重要です。バランスの取れた食事を摂取し、十分な水分を摂取することで、筋肉の健康を維持し、トリガーポイントの発生や症状の悪化を防ぐことができます。
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